【後編】ハムちゃんの死/動物病院/そして、動物の死について考える

赤ちゃん達は、すくすく育ちました。

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そのうち誰が誰やら分からなくなりましたが(笑)、とにかく愛くるしい。


ハムスターって、ちょっとどんくさいんですよねー。

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ケースのふたを取っているのに、すぐに逃げなかったり、

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寄ってきたりね。
噛まない子は、指が前に来ても噛まない。


穴に潜る習性があるので、筒や、
運動不足解消のための、滑車は必需品。

滑車でカラカラ回る姿に、癒やされていました。

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そんなハムちゃんの、異変に気がついたのは、
ハムちゃんが、1才半を過ぎた頃でしょうか。

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皮膚がハゲているのです。

赤くなっていて・・・

ハムちゃん、病気!? ネズミの病気って、どうしたらいいの??

それまで、熱帯魚は飼っていましたが、
表情のある生き物を飼ったのは、初めて。
動物病院といえば、「犬猫専門」のイメージだけど、
ネズミも診てくれるのだろうか・・・

今と違って、ネットで簡単に調べることもできません。

周りの友達も、ペットを飼っている人はいません。


だけど、ハムちゃんの一大事。

私はすぐに近くの動物病院に、ハムちゃんを連れて行ったのです。



・・・その時の、緑色の診察台。

今でも、その光景だけは、目に焼き付いています。


「皮膚がハゲてしまって。」と私。

先生は、「ケースから出して、診察台の上に乗せて」と言いました。
猫なで声で、何かハムちゃんにも話しかけるようなことを言っていたような記憶があります。

ハムちゃんは、ひどく怯えていました。



その後、診察をしようと、先生がハムちゃんをつかんだ、その時。



ハムちゃんが、先生の手を、ガブッと!!!!!


噛んだのです!!!



先生は思わず、「痛い!!!」と大きな声をあげ、
噛まれた手を、力一杯振りました。


でも、ハムちゃんの牙が手に刺さっているので、なかなか離れません。

その間、2.3秒のことだったかもしれません。
ハムちゃんは、ブラブラと牙1本で、手が振られるがままに空中で揺れていました。


そして、やがて、ハムちゃんの牙は、先生の手からはずれ・・・・、

ハムちゃんは、「キィィィィィィィィ」と、ものすごい声をあげ、
緑の診察台に、たたきつけられたのです。


先生の手からは、血が流れていました。

その後、先生は苦笑いしながら、
助手の人にも指示して、ハムちゃんを今度は慎重に押さえつけ、
診察をしました。

皮膚のハゲは、皮膚炎ということでした。

塗り薬を2週間分いただいて、
私は、ハムちゃんの入ったケースを抱えて、家に帰りました。



そして、


その五日後、


ハムちゃんは、死にました。






・・・いろんなご意見があるだろうけど、あえて書きます。

私は、病院に連れて行ったことを、後悔しました。

その時のハムちゃんの年齢は、1才半を過ぎていた・・
皮膚だけじゃなくて、体力も弱っていた。
そろそろ寿命も近かったんですね。

診察の時のハムちゃんの怯え方は尋常じゃなかった。
ものすごいストレスの中で、多分ハムちゃんは、
先生の手が、自分を助けようとしてくれている手だと分からずに、
最後の力を振り絞って、先生に立ち向かい、体力を使い果たして、
死んだのだと、思ったのです。


私は弱っているハムちゃんに、余計な苦しみを、与えてしまった・・・・。


先生は、悪くないと思います。

多分、慣れないハムスターを相手に、やるだけのことはやってくださったのでしょう。


ハムちゃんは「ネズミだ」と、その時、私は、深く深く、認識したのです。

「ネズミ」には「ネズミ」の幸せがある。

人間の私の価値観で動いても、それは、ハムスターのためにならないことがある。

若い仔で、明らかに治りそうな怪我などの場合を除いて、
寿命がきたらば、それ以上の治療はせずに、
そっと、見守ってあげようと。
それが、ネズミにとっては、幸せなのではないかと。


今はもう、我が家にハムスターは一匹もいません。

みーんな、お星様になってしまいました。




そして、今。

我が家には、カイがいます。

単純で、素直で、甘えん坊で寂しがりやのカイがいます。


犬はネズミより、もっともっと高等動物です。

ですから、カイには、治療も、当然必要に応じてしていただきますし、
私も、飼い主として、できるだけのことはしてあげるつもりでいます。

ですが、飼い主の判断は、とても大切だと思っています。

数ヶ月前の、謎の病気の時もそうでしたが、
あの時は、信頼していたかかりつけの動物病院が閉院していたのは、痛かった。
よく知らない病院に深夜に連れて行き、
若い先生しかいないのに、入院になり、カイを預け、
原因不明で、もしも、もしも、一人で寂しく不安の中で病院で亡くなったら・・・、

私は、たえられないと思いました。

あの時・・、ネックはカイの表情でした。

あの状態でも、ご飯を食べられる、カイにまだ持ちこたえられる体力があると判断したので、朝まで待てた。
何度も吐いたときも、その後ぐったりしてなく、ピタッと嘔吐を繰り返さなくなったので、
嘔吐が止まっているのに下手に病院に行って、変な検査で体力を奪ってほしくない・・と思って、
連れて行かなかった。

結果的に、それは正解の判断でしたが、
それって、たまたまですよね。
吉と出るか、凶と出るか・・、紙一重ですよね。

カイを、初めての病院に連れて行って、見知らぬ先生に診察され、原因不明のまま、家族のいないところで一人で亡くなっていたら、私は間違いなく後悔した。
カイを病院に連れて行くのが遅れ、突然急変して、急いで病院に連れて行ったが、亡くなってしまったら、やっぱりそれも、後悔したでしょう。


生きている動物を飼うということは、命と向かい合うってことですね。

まだまだ新米飼い主ですが、カイの心の声を聞ける飼い主に、
なりたいと思っています。(^^)

いい獣医さんとの出会いにも期待。
今の動物病院は、診察の度に違う先生なので、まだ信頼関係が築けてない・・・。沈
これからの課題だなぁ。



(きゃ~、今回、マジ記事だわ、らしくないわー。どん引きの人、ごめんなさ~いっっっ。(^0^;))




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この記事へのコメント:

elan父 : 2013/03/31 (日) 06:26:51

いえいえ、
ものすごーく考えさせられましたよ。

一年近く前、その苦渋の決断をしたものとしては…

ネズミにはネズミなりの…って記述がありましたが
やっぱりそう思います。
人間の手で飼ってる以上は自然じゃないんで、ある程度の責任は人間側にもあって、それは犬とて同じこと。
なんとか生かしてあげたいが過剰な延命措置や療法は
私たちの身勝手じゃないのか、でもなんとかできるなら…と私たちもすごく悩みました。

まあ結局投薬などの措置のみで
手術や放射線療法といった人工的な治療はしませんでした。もちろん、完治する見込みがあれば別でしたでしょうが…(骨折とかね)。

その辺りの線引きは難しいと思います。
似たような病気でゴールデンをなくした方がいますが
その方は犬が若かったこともあり、何度も手術をして結局発症後8ヶ月で亡くなったそうです。うちでは発覚後6ヶ月…この差をどうとらえるかですよね。(結果論ですが)

どちらもたぶん犬に対する愛情は変わらないと思います。で、どちらも勇気がいります。

生き物と暮すことはその覚悟も必要なのですよね。

久しぶりに考えさせられました。

めちゃマジにコメント書いてるなぁおれ。

カイママさんやっぱり話の展開とても上手です。
引き込まれました。
でも、
ネーミングのセンスには思い切り吹き出しました。


カイまま~elan父さんへ : 2013/03/31 (日) 21:20:53

こんにちはぁ~、elan父さん。(^.^)
コメントありがとうございましたぁ。

いやあ、elan父さんのコメントの中に、
私の言いたかったことの、キーワードになる単語が全部入ってましたよ~。(o^-^)

愛情、責任、覚悟、ネーミングセンス! ←最後のは違うだろ


愛情と責任って、近くにあるけど、ちょっと離れたところにある。
人間は犬よりは、知識もあるし出来ることも多い、
だからこそ、病気になったら、いろんなことをやってあげたくなる、
やらなければいけないと感じてしまう。

犬を飼ったからには、その「責任」を背負うと決めて飼い始めたはず、自分。
分かっているから、出来ることはやらないと、罪悪感にさいなまれるし、
だけど、「愛情」と「責任を果たす」のはイコールで繋がらない部分がある。
愛情が行き過ぎると、これも又、エゴになるし、
どうしたらいいのって気持ちは揺れますね。

elan父さんが書かれていた、

>どちらも勇気がいります。

って言葉が、重いです。
でも、そうだよね~と思います。
どんな結果になろうとも、「覚悟」、決めて命を預かるのですね。

elan君は、幸せだったと思います。
絶対、elan家に来れて良かったと、思っていたと思いますよ。

elan父さんが最近アップしていた、飾り始めたelan君の写真。いい表情だもん。(〃^∇^)


>カイママさんやっぱり話の展開とても上手です。
>引き込まれました。

あらん♪(*´∀`) ありがとうございます。
では今度はがんばって、話の展開のある変顔の記事を書くぞーー!(だから違)

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